2005.04.24

柏の暴動について

関東で、数年もの間、グランパスは勝てませんでした。

去年のレッズ戦をきっかけに、今までの借りを返そうとするがごとく、ラッキーもあり、勝ち続けています。

ここのところ、試合が終わった後、選手と喜び合うのが恒例の儀式のようになってました。選手がやってくるまで待つことが必要。
それまで、好き勝手コールしたりなんだりしてたわけです。

そこに柏サポが乗り込んできて、名古屋サポに暴力をふるったそうです。太鼓を壊されたもの、旗を折られたもの、鼻骨を折られて血まみれで倒れるもの、泣き叫ぶ子供にどなりつける柏サポーター、一人は意識不明の重体になるまでたこ殴りにされたそうです。その彼は担架で運ばれたそうですが、泡を吹いていたそうで、脳などに重大な影響がある可能性もあります。

そんなことがあっていいんでしょうか。しかも、柏サポーターの多くは、名古屋が変なコールやAFLACのCMをもじった替え歌などを歌ったりするからいけないのだ、と言います。名古屋サポの責任だ、と。

http://www.doblog.com/weblog/myblog/38341

以下引用

試合後名古屋サポーターが騒いでました。
まぁどこも勝った後には騒ぐ。しかもアウェイだから嬉しいのもわかる。
でもはっきり言って騒ぎ過ぎでした・・・

それでこっちのゴール裏から罵声等が出始めて
ちょっと大きなブーイングになりました。
今回乱闘にまでなった原因は
この柏側からのブーイングに名古屋のサポ(ウルトラ)が
ブーイングやら罵声やらで煽り返したことです。

スタジアムでの暴力を認めるつもりは無いけど
やられても自業自得の行動だったと思います。
しかも殴り込みにこられると旗やら横断幕やらを
放棄してさっさと逃げちゃうし・・・
何を考えて煽り返したのかさっぱりわかりません。

このブログを見た他サポの人は
ホームで試合が終わってから相手サポが騒ぎ続けた時のこと
さらにこっちに煽り返してきた時のこと
自分がアウェイに行った時のことをイメージしてください。
どっちに非が大きいかわかると思います。

もちろん殴りこみに行った人間とクラブになんらかの制裁があるとは思います。
でも相手にも非があることをJ側にはしっかり伝えてもらいたい。
そうじゃないと貧乏くじですよ。

俺の知っている限りでは
こんな殴りこみは95年のガンバ戦以来かと・・・
いろいろ言われるけど、ゴール裏の人たちは多少のことなら抑えてますよ。
今までこんな集団で乗り込むようなことしなかったし、
今日も行った人を止めようって人もいた。向こうまで止めに行った人もいる。

あんな下らん連中のために本当に一生懸命やってる人たちが
試合観れなくなったりしたら悲しすぎますよ。
俺個人として殴り込みに行った人を非難するつもりは全くないです。

むしろアウェイで騒いで煽ったあげくにボコられて
被害者面するなら名古屋のサポ(ウルトラ)を非難したいくらい。
何考えてるのかさっぱりわからん。一般の名古屋サポにも迷惑かけてるし。


とりあえず、まとめ
・負けたことが原因じゃないってこと
・名古屋のサポーターが煽り返したのが一番の原因ってこと
・どんな理由だろうとうちには制裁が科せられる可能性が高いってこと

私もコアサポというわけではないですが、年間Jリーグの試合を名古屋中心にJ2まで50試合以上見ている人間です。スタジアムの空気というのはわかりますし、報道されていない小競り合いが沢山あるのも知っています。応援する立場なればチームに入れ込むのはわかります。僕も声が出なくなるまで声枯らして応援したり、場合によってはブーイングしたりします。ブーイングされることもあるし、昨日の名古屋よりも遙かにひどい野次なんていくらでもくらった経験あります。

浦和でも出島に閉じこめられたことあるし、国立で浦和サポの突撃をくらったこともあります。しかし、(国立の時はけが人がでたけど)、そういうことが当然とはやっぱり思えない。替え歌やら、野次で暴力を振るっていたら、ほとんどどこののサポーターは大変な目にあうのではないでしょうか。。

どうにも柏サポーターの被害者意識が今ひとつ理解できない。

>むしろアウェイで騒いで煽ったあげくにボコられて
>被害者面するなら名古屋のサポ(ウルトラ)を非難したいくらい。
>何考えてるのかさっぱりわからん。一般の名古屋サポにも迷惑かけてるし。

私はむしろ騒ぐ=ぼこられる覚悟というふうに結びつける考え方がわかりません。

どんなことになったとしても、暴力を持ち込んで正当化するのはおかしいです。しかも、アウエー席は完全に隔離されていたんだから、その警備を乗り越えて、というのはおかしすぎます。
このblog作者は乱闘といいますが、襲撃といったほうが正しいかと思います。

例にあがった、子供とかがもうJリーグをみない、ということになってしまったらそういう損失は計り知れないし、子供をスタジアムに連れて行けない、ってことになるかもしれない。
もっと大局的な目で行動できないものでしょうか。

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2005.04.17

川崎フロンターレ-名古屋グランパスエイト

春うらら、とはこのような天気のことか、と思わせるような日。

今日はフットサル帰りで、3時間の球蹴りのあとだけに仲間はみんな帰っている。そのため、単独行動。

グランパスは古賀の出場停止に伴い、布陣を3-5-2にかえてくる。
GK楢崎、DFは左から増川、秋田、角田、SMFは左が中谷、右が山口慶、DHはクライトンと安、トップ下に本田、2トップに中村とマルケスを並べる。

川崎は相変わらず大きめのDFを並べて前の外国籍選手と中村憲剛のがんばりでなんとかしようという布陣。ジュニーニョがいないことがどうでるか、が興味の対象だった。川崎は、マルクスをトップにあげるという選択肢もあったが、ここではC契約の新鋭フォワード、フッキをいれることを選択した。

試合は序盤、グランパスがポゼッションする。だいたい、前半でも55%くらいの支配率はあったかと思う。しかし、中盤のいいところで川崎にカットされ、ショートカウンターで危ないシーンを作る。が、ラッキーなことに思ったほどフッキの決定力もなく、また我那覇らに対してもよく、DFが効いていた。

前節「目の前の敵を倒すだけ」と、競技の種類を間違えたようなコメントを出していた秋田も老練なカバーリングで要所を押さえていたし、実際、わざとアタリにきたアウグストを跳ね返して有言実行ぶりを見せつけていた。が、特筆すべきなのは増川だろう。前節のFC東京戦で今野の突破を止めきれずにPKを献上したところを観て、まだ怖い部分もあるな、と思っていたが今日は安定していたし、何よりも巨体に似合わぬ俊足が何度もピンチをしのいだ。楢崎は今日はまったく危なげなく、好調を持続しているのがわかる。アンヨンハッはほとんどシングルボランチの状態のなかで、素晴らしいカバーと、前線へのDF陣は総体的によく集中しており、FC東京戦と同じくよく守っていた。

が、ほめられるのはここまでで、中谷は、自分がみた中谷の試合でもダントツで悪い出来。あがるタイミングも悪く、パスも相手に渡してしまうものが多く、何度も背後にいる増川を慌てさせるシーンを演出する。中谷はアンヨンハッと、クライトン、増川、秋田に御礼せねばならないだろう。

本田は、お気に入りの選手だからこそ苦言を呈するが、今ひとつフィジカルが足りない。3-5-2のトップ下だと、FWを追い越す動きなどが有効だし、好調なときの中村直志はそういうプレーが持ち味だと思う。しかし、本田の場合はどうしても引き気味のところからボールを受けた後、はたいていくチョイスが多く、怖さを感じない。逆に後半になって自分が走り込むシーンだとスピードが足りないし、当たられたときに(川崎のデカイDFだからという理由はあると思うが)簡単に吹っ飛ばされるシーンが目立つ。まだ若いので身体のつくりをどういう方針で作るかによると思うが、本田のセンスにネドヴェドのような運動量と瞬間のスピードなどがあればなあ・・・と夢想してしまう。

山口慶は、ディフェンスの面では対面のサイドを良く押さえていたが、少しセーフティに過ぎる気がした。セーフティに押さえることができるからこそ起用されているのかもしれないが、アイデアが欲しい。山口慶のところでボールが詰まることがあった。いろいろ出来る人材だと思うのでもう一皮むけて欲しい。

ゲームは前半終わりごろに中村直志の素晴らしいFKで得点。
後半に入ると、川崎Fは怪我の再発の寺田に変えて佐原が出てくる。佐原は比較的前に強いディフェンダーのようだった。かなり中盤のまずいところでカットされていた中谷を心持ち下げ目にして、変則4バックのような形にして少し安定をする。すると川崎も攻め手が少なくなり、単発のカウンターのみというかたちに。動きの落ちてきた本田を下げて杉本をいれ、中村を中盤に。杉本は明らかに佐原の裏を狙っているようだった。実際にかなり佐原の裏を取れていた。その後まさにカウンターから杉本の得点。そのあとはけが人が頻発したこともあり、膠着状態に。名古屋は無理をせずにボールをキープするような形。そのまま終了。

この試合で、名古屋は安、中谷とけが人が出た。中谷は軽傷そうだが、安は試合終了後もアイシングをしていた。きちんと歩けない状態。
こうなると、次節は難しいかもしれない。

そうなると次節は、4-4-2で、安のところに誰を入れるか。

普通に考えれば
FW___マルケス__中村
MF本田_クライトン_吉村_山口慶
DF渡邊(中谷)_増川_古賀_角田
かと思われる。

ひとつ冒険をするとすれば、
FW___マルケス__豊田
MF本田_クライトン_吉村(山口慶)_中村

という前線の組み合わせもあるかもしれない。今回も結局前半は攻め手がなかったわけで、検討すべきオプションかと思う。
今回はたまたま2-0だったが、前半のような試合運びでは0-0や、セレッソ戦のような0-1もある。
攻撃力の整備は今後の要検討課題と思う。


吉村、セバスチャン、須藤、あるいは本田をその位置にいれるというオプションもあるかと思う。いずれにせよ、守備をしっかりしていけば得点のチャンスも出てくることだろう。比較的苦手な柏だけに、是非とも勝ち点を積み上げて、順位をキープしたい。

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2005.04.14

柏レイソル-横浜Fマリノス

雨あがりの国立は、黄色かった。
ビニールの黄色いビブスが配られ、タオルマフラーがわりの帯が配られた。

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-050413-0009.html

ここでも語られているように、日立グループ社員に向かって最大4万人の動員がかけられたらしい。
試合の始まる前には、イベントのようなスモークがたかれたり、飛行船からのカメラによる中継が行われるなどした。

わたしは日立社員ではないし、昨日観戦した最大の理由は、敬愛する坂田大輔の復帰を祝う気持ちからだったので、マリノスサイドに陣取った。

・・・・ところが。周りは黄色いのである。まあ、それはしょうがない。それは席を買う人の自由だ。

ところが、太陽工務店の面々がやってきてトラメガでずっと応援を煽っているのである。自分の目の前。
ここ、マリノスサイドじゃなかったっけ・・・・。結局試合がはじまるまでそのオトコはトラメガでさわいでいた。1mもない距離に居る僕らに一度も目を合わすことなく。

応援を綺麗に取りたかったら、集中させるべき。方針が間違っていると思われる。

試合は、マリノスが常にリードする展開。特に左右のウイングの田中とドゥトラが素晴らしい。また、安貞桓が素晴らしく、また大島の献身的な運動量も目を見張った。

逆に中盤の選手はとても疲れが目立った。奥の動きは生彩がなく、また那須も一歩遅れていることが多い。そのため危険な位置でのFKが多い。
マリノスの誇るディフェンスラインは、単発の突破は許すものの、ミスは少なかった。

恐ろしいほどの運動量を見せていた大島は75分にout。そこで坂田大輔が入る。
怪我で長らく外れていたが、そうとは思えない感覚がある。相変わらず、瞬間の速さが素晴らしい。10mのダッシュなら、日本でもトップクラスだろうと思う。そしてポジショニングの良さ。

運なくゴールにはならなかったが、明らかに坂田が入ってから試合は活性化された。

逆にレイソルは、攻め手にアイデアがない。単発の突破はそれぞれ素晴らしかったりする。ディフェンスラインのがんばりだけで支える姿は日本代表と重なるものがある。玉田にしろ、チェ・ソングにしても足下で受けてからの突破しかないように見える。スペースに走り込まれるほうがよっぽど怖いのに、フリーランが足りない。

後半、リカルジーニョが入ってからは中盤でボールが収まるようになり、スペースの利用効率が上がる。結局今の問題はプレーメーカーとしてのリカルジーニョがいないことに尽きるのだろう。

試合は前半、田中の突破からgrounderのクロスを受けた安貞桓が豪快に決めたシュートによる1-0のみ。
南雄太の素晴らしいセーブがなければ、3-0,4-0もあった展開と思われる。

点こそはいらなかったが、気持ちの良いサッカーを見せてもらって、満足をした。

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2005.04.01

王の帰還

王の帰還

かつて、日本がはじめてワールドカップ出場を決めた夜、わずか20歳だった中田英寿を指して、人々は「日本代表に、新しい”王”が生まれた」と讃えた。ジョホールバルの中田英寿は、輝いていた。

それから8年の月日が流れた。

2004年3月のドイツワールドカップ一次予選対シンガポール戦を最後に、中田英寿の姿は日本代表から消えた。
その原因はグロインペイン症候群(もっと端的に言えば股関節の不整合における脱腸のようなものである)。この痛みは同じく日本代表である中山雅史がまだJリーグ加入前のヤマハ発動機時代に悩まされ、完治までに2年近くを要したこともある。
この病を押してボローニャでの出場、日本代表での出場を続けた中田の身体はより深く蝕まれていった。

セリエA新シーズン、フィオレンティーナに移った中田英寿は病からの復活ができず、試合への出場機会はほとんど持つことができなかった。
1年近くもコンスタントに試合に出ていない、出ても怪我を押しての中途半端なプレーのみ。

ほとんどの人は、中田英寿は終わった、と思った。

一方で、ジーコジャパンはその後アジアカップの優勝、薄氷ながらも一次予選突破など、中田抜きの陣容で進んできた。

僕が球を蹴っているチームでは、良いとは言えないが、結局運動量に難のある僕が入っていてもそれなりに勝ってしまい、もっとフレッシュなはずの選手が入ったときに余り勝てないことがある。チームっていうのは熟成が必要なものだってことなんだろう。約1年もの長きに渡り、中田抜きの布陣で熟成されてしまったチームに中田の居場所はない。

ジーコは、アウェーのイラン戦に、中田英寿を起用した。ジーコが我々素人にとっても謎な選択をすることがあるのだが、そのヒトツには熟成とかそういうことを理解していないのではないか、と疑えることである。ジーコのlogicでは、各ポジションに対する序列があり、その序列通りにセレクションを行う。その序列が守られていれば、まったくはじめての組み合わせでも躊躇無く実行に移す。

今回のイラン戦でも、ぶっつけ本番に近い中田-中村の2OMFを置く布陣が試された。個々の選手の能力には疑いはない。しかし、かみ合わない。はっきりとソレは感じられた。そして、イラン戦は敗れた。

しかし、バーレーン戦、また続けて中田は起用された。日本のファーストプレーは、中田が相手を潰すところから始まった。
ボランチだとか、ポジショニングの話というのは、我々はあずかり知らぬ本人の問題だ。しかし、バーレーン戦の中田は、自ら守備を勇気を強く持って行うことで明らかにチームに凜とした空気を注入していた。

8年前、圧倒的な戦術眼と、高い技術、積極的な姿勢で、中田英寿はチームに君臨した。

しかし、今や技術ならば中村や小野のほうが高く、チームを引っ張るだけであれば宮本もいる。中田自身の体のキレも、全盛期には遠く及ばない。実際、バーレーン戦でも信じられないようなミスを犯す中田の姿も見れた。

しかし、そのマイナスを補って余りある、風格と、経験と、実績と。そして何よりもチームを鼓舞しようとする強い意志、これをチームに注ぎ込んでいた。これは、技術に優れるが、辛辣な中村や、人柄が良く、慕われてしまっている小野にはできないことだ。やはり、王と言える男は、中田英寿しかいない。

王は、帰ってきた。

あとは、王がプレーする空間を、熟成していくだけだ。

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2005.03.26

W杯予選の行く末予想

サッカーW杯、昨日のバーレーン、イランの勝利で展開は混沌としてきたと言って良い。

私的な予想を以下のように挙げてみた。

WS000000

これを見ていただくとわかるように、個人的な予想としては、対バーレーン、ユースフとAフバイルら3人の攻撃陣を欠くバーレーンに対してはホームでは勝てるかもしれないが、アウェーで(ユースフも戻ってくるのに)勝てるとは思えない。
イランは昨日みていたが、決して付けいる隙がないわけではない。北朝鮮にはバーレーン以上に手を焼くことになるだろう。
カリミ、ハシェミアンあたりに累積警告が出た場合には相当痛い目に遭うことになるだろう。

ポイントとなるのはイランホームでのバーレーン戦。ここでバーレーンが勝利を収めるようだと、日本にも勝機が出てくる。その場合の展開はこんな可能性もある。

WS000002

そしてもう一つのポイント。決して草刈り場ではありえない北朝鮮に対して、誰が躓くか。

私は北朝鮮ホームでのイランがそれにあたるのではないか、と思っている。ここで北朝鮮が勝ち点1ないしは3あげてくれると、余計予選は混沌とすると思われる。

日本はまず、ホームの残り試合(対バーレーン、イラン戦)で勝利を収めること。アウェーの北朝鮮戦で勝利を収めること。
勝ち点12あれば当たり前だが予選は抜けられる。

あとはバーレーンに突っ走ってもらうことを祈るばかり。

逆に、北朝鮮が草刈り場になってしまうと、日本はどんだけがんばってもあと3勝以上しなければならなくなる。(イランやバーレーンが北朝鮮に躓くと、2勝1分け1敗でもいける)


WS000003

これだけは避けたい。北朝鮮に頑張ってもらいたい。

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2005.03.14

ジュビロ磐田-名古屋グランパス

J1は連勝しているチームがこれまでなく、第一節に勝ったチームではジュビロだけが可能性を残している。

対する名古屋は9割勝てる試合を第一節で引き分けにしてしまった雪辱ができるか。 

名古屋は4-4-2 DF左からU20代表候補渡辺、古賀、増川、角田。
MF本田、クライトン、安、中村、FWは新人にして俊足No1の杉本、マルケス。

磐田は3-5-2 DF ジェフより移籍の日本代表茶野、同じく日本代表田中誠、韓国U20代表金。MF日本代表西、元日本代表名波、日本代表福西、身内の不幸の村井に代わり、日本代表藤田、アテネオリンピック代表候補前田。FWは怪我のチェヨンス、中山に代わり、グラウとU20代表カレン ロバート。

なんとGk佐藤洋平を除いて、全ての人間が代表、もしくは代表の中心選手だった人間。

試合は序盤から、名古屋の2年目U20代表候補渡辺を弱点と見て、西に渡辺の裏を突かせようとする磐田と、藤田の裏を狙わせ、スピードに優れる杉本を生かそうとする名古屋の意図が変な意味で食い合わされるようで、お互いが裏を取る展開。しかし、名古屋の渡辺の、(恐らく山本監督の計算外の)出来の良さによって、西が何度もつぶされる。

一方、藤田はやはり杉本のスピードについていけず、幾度となく杉本、中村を中心にチャンスメークするも、決定力なく、前半は0-0。

後半、チャンスをハズしまくったカレンにかえて守備のスペシャリスト服部を入れる。左サイドに入り、杉本を見るように指示されたようである。

この時点で私は天皇杯で東京V1969の平本にぶっちぎられる服部を思い出した。

はからずもそのシーンは、後半9分に確認される。
角田のスルーパスにマルケスが反応。これを磐田GK佐藤が好セーブ。しかし、こぼしたところで何故かフリーの杉本が走り込んできてゴール。

ポイントとしては、
1)スルーパスに反応したのがマルケスだけではない
2)2枚目、3枚目の飛び込みがある。(チャンスが増える)
となる。

この2つはいままでの名古屋になかったものだ。

それまで再三再四チャンスを演出してきた杉本の破顔一笑のゴールだった。

その後、中村のCKを古賀がヘッドで綺麗に押し込みゴール。
田中誠がみていなければいけないところだった。

3点目は1点目と似たシチュエーションで、中村のクロスに杉本が反応、ヘディングするもバーに跳ね返されるが、2枚目、3枚目の飛び込み、磐田必死のクリアをさらに拾ったクライトンが蹴りこみ3点目。

いままでどうしてもできなかったボールホルダーに対するサポートの問題が何故か解消されている。

ここで3-0になって、杉本はお役ご免。
この後は本田の高卒らしからぬおちついたキープなどもあってうまく時間を使って試合終了。

しかし、杉本がいなくなるとあっというまに元のグランパスに戻ってしまっていた。これはなんでか。

杉本というわかりやすいキャラクターを与えられて、やるべきことが整理されたのではないか、と思われる。

今までの名古屋は、外国人(マルケス、ウェズレイ)に渡すまでが仕事で、あとはおねがいしまーす、という状態だったように思える。

しかし、ウェズレイが外れたことで、自分たちでフィニッシュまでもっていかねばならない、という意識が芽生えたように思える。

次節も、もしウェズレイが完調でないなら杉本を使い続けてもようのではないだろうか。

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2005.03.12

横浜FC-モンティディオ山形

扁桃腺炎で39度4分の熱があるのだが・・・家に籠もっていられないのがわたしである。
今日は名古屋の試合がないので、J2.

私にとってみると聖地(昔のサッカー好きな人にとってみればね。)三ツ沢でのゲーム。
思ったより遙かにヒトはいってる。ユニ、モンティディオ山形のユニが黄色く、ザスパとの試合はみづらかったのだが・・・

DFは早川、トゥイード、山尾、佐藤、MF 大友、 富永(元名古屋)、 内田、小野 FW城、シルビオ

モンティディオには横浜FCから移籍した臼井と、名古屋から移籍の原竜太が出ているので注目。
原竜太はサッカーセンスでは抜群のものがあると思うので期待したい。

試合開始直後、横浜FCシルビオの激しいチェックが目立つ。トップ下だが、最前線からプレスをかける。しかし上手とは言えない。本来はMFの選手だが、運動量はすさまじく豊富なので、守備が下手なぶん、FW起用は正解かも。

序盤はお互いにつぶし合う展開。横浜FCのいくつかのチャンスのあと、山形のCKが10分。自殺点かと思われたがファールでノーゴール。

山形も横浜FCもサイドをえぐる展開を考えているようだが、山形はFW原、小林ともに高さがないのでむしろ裏を取るサッカーをしたほうが良いのではないか。特にトゥイードはやはりでかい。チャンスらしいチャンスはCKからが多い。佐々木がよくサイドをえぐっているが、なかなか・・・・

横浜FCは形はつくれるが、結局最後の精度がよくない。シュートに持ち込めない。前半は0-0.

後半は14分に原が170ない身長でヘッドに競り勝ち、2試合連続のゴール。
その後、横浜FCのGK菅野のロングフィードから城が絶妙のセンタリング。大友が走り込んであてるだけのゴールで同点。
かなりグタグタな展開だったが、去年のリティの頃に比べると、FCの試合もだいぶ連動性を感じるようになった。
大友のサイドをつかうことがとても多いのだが、問題は、豊富な運動量でチャンスはつくれるのにクロスが不正確。
結局城のチャンスメイクのほうが確実性が高いのが問題。

山形は佐々木の好調ぶりから生かしたいのはわかるが、FWのチョイスが原、小林ではどうなのか。佐々木を生かすならば少し大きめのFWが必要かも。

今後に期待したい。

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2005.03.06

J開幕 ~名古屋-千葉

いよいよJが開幕した。私は原稿の締め切りも近いので、涙を呑んでTV観戦をした。
現場ではないので、軽い感想のみ。

名古屋-千葉

大幅なメンバー入れ替えを行った2チームの対戦。

グランパスはGKに楢崎、DFに古賀、増川の2CB 左SBに渡辺、右SBに角田、DHにクライトン、安、LH本田、RH中村、FWにマルケス、ウェズレイ
ジェフはGK櫛野、DF水本、ストヤノフ、斎藤、DH阿部、佐藤、LH水野RH坂本、トップ下羽生、FWハース、巻

試合の流れは新聞雑誌などに任せるとして、私がこの試合に対して注目していたポイントはいくつかあった。

1)名古屋の4バックは機能するのか
2)新人本田がフィットするのか
3)DHの2人の連携
4)ウェズレイの復調

1)に関しては、増川と古賀の2CBに注目。
DFの要素には、いくつかあるかと思われるが、スピードと高さに関しては二人とも申し分ない。
しかし、増川選手に関しては肝心なマークについて、他の選手との受け渡しなどに多少不安が残る。ゴール前でフリーな選手を後半たくさんつくってしまっていた。
グランパスの中澤佑二になれる素材と思われるので、凹まず、驕らず、精進してほしい。

2)本田は、パス出しなどには既に非凡なものを感じる。ただ、筋力などに関してはもっとこれから身体が作れそうに思える。もっと鋭い球も蹴ってくれるとうれしい。課題として本人も挙げているのはやはり運動量と守備。選手権のときよりはるかに意識は高いのは見てとれたが、まだ軽い。そばに寄ってるだけのDFも多い。特にSMFなので、もっと球際、特にライン際の競り合いに工夫が欲しい。まだ足りない部分は多いが、今後も使っていって欲しい。

3)DHに関しては、大連戦の時からコアサポの間で不安視されていた。クライトンと安のDHのバランスの悪さである。
新潟で見ていたときから、角田と同じくSTでの安は少しコワイものを感じていたので、DH起用はしょうがないかと思うが、展開力の点でちょっと今では物足りない。クライトンはパスセンスやボールキープには非凡なものを感じるが、低い位置にいるだけで守備しなさすぎ。

正直、安がかわいそうだった。終了間際の失点だが、2DHから急に3DHに変更して、役割分担がまったくできていなかったために滝澤をフリーにしていたのが不幸だったかと思う。(楢崎はあれは止めなければいけない点だと思うが)
そういうコミュニケーションがきちんととれるコンビでないと、後半の10分のようにバイタルエリアを自由にさせてしまうことになるのではないかと思う。

4)ウェズレイに関しては正直困ったものだと思う。周りとのコンビネーションというのをまったく考えていないように思える。周囲を使えるストライカーでないと、今のJリーグでは難しいのではないか。一人で局面が打開できるほど、甘くはない。

全体的に、グランパス自体は去年に比べてかなり底上げはできていると思う。ただ、まだツメは甘い。
2点leadの局面から、何故アントラーズのような老かいなプレーができないのか。あの圧倒的な浦和の攻撃をしのぎきった鹿島の、CLバルサ戦のチェルシーを思わせるディフェンスができるようにならないと、優勝は遠いのではないかと思う。

同じく浦和の攻撃をしのいだといっても満身創痍になった昨シーズン2ndの試合のような形では、後になにも残らないかと思う。
今後のグランパスに期待したい

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2005.02.24

新しいシーズン

まもなく、今年も三月がやってくる。
Jリーグの開幕だ。たぶん、毎週末どこかのスタジアムをぶらぶらすることになるだろう。

サッカーをはじめたのは、ほんの偶然だった。

まだ中高生の頃。まじめな体育会系部員だった僕は、地元の野球のリーグでそれなりのプレーを行っていた。将来、冗談ではなく野球をずっと続けていくことを考えていた。

ところが、交通事故で長期入院を余儀なくされた。戻ってきたときには明らかに体が動かない。左利きの僕は、左肩を痛めてしまっていた。ピッチャーの僕には致命的だった。

勉強も長期の入院で相当遅れていたため、親は勉強を優先することを望んでいた。プレーに自信のなかった自分は、それを受け入れてしまった。部活は退部した。

しかし、内心では捲土重来を期して、体をとにかく鍛えていた。毎夜、市川から流山まで20kmを走った。朝と昼休みはジムに通って体を鍛えた。(今思うと筋肉のつけすぎで身長が伸びなかったのだ)

高校三年の秋、僕は様々な野球チーム(ノンプロからプロまで)のテストを受けまくった。結果は惨敗。やっぱり大会などでの実績がないことは痛かった。

大学に入って、準体育会と呼ばれる、大学から予算の出るサークルで野球を続けた。就職してからも、野球部に入った。球は右で投げた。ガンガン投げまくった。しかし、仕事は忙しく、また副業(水商売)を持っていた僕は、身体の手入れが十分じゃなかった。ほどなく右肩も壊してしまった。

もう、野球は続けられない。この世が終わってしまった気分だった。

そんな俺を見かねて、友人がサッカーに誘ってくれた。その友人は、広島でサッカーをやっていた男で、ハンス・オフトの教えを受けた男である。高校時代は元日本代表、高木琢也と県大会の得点王を争った男だ。彼も膝をやってしまい、プロを諦めた一人だ。

彼の指導でサッカーをやるようになった。最初は、野球をできない寂しさを埋めるためのものだった。

すぐに違いに気がついた。サッカーは常に、選択を迫られる。
野球はシンプルだ。来た球をひっぱたく、来た球を裁く。ミットにめがけて球を投げ込む。これだけ。
サッカーでは、あるプレーを選択したときに、次のイメージがないとできない。そのプレーの選択肢を作ることが必要で、結果的にその選択を実行できる技術と体力が必要だ。選択肢は正しいかどうかは、相手のあることなんで、正しいとは限らない。プレーのいっこいっこが深い。

それに痺れた。

僕は生きる上でいろんな選択をしてきた。その選択は、決して正解だったとは言い切れない。でもその日々の選択に痺れている。サッカーも、プレーの一つ一つに選択がある。僕にとってはサッカーは一つの人生かもしれない。

今は、サッカーなしの生活なんて考えられない。
今年も、サッカーを見ていこう。

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2005.01.05

期待の本田

駒沢で星陵をみてきた。寒かった。
徹夜あけでフラフラだったが原稿を一本書き上げたあとなのでその勢いで行ってきた。
お目当ては当然本田圭祐。グランパスに加入する久々の大型新人レフティ。

U19でも注目されており、増嶋らに生意気ナンバーワンと言わしめる人材。

期待の本田だけど、視野の広さは買える。キラーパスは6本出てた。CKも右サイドは蹴っており、
そのうちの一つが得点に結びついた。

だがしかし。
苦言を呈すると、あまりにも運動量が少なすぎる。ボールウオッチャーになってることが多い。競り合いなどに関してもあんまり好きそうではない。

周りを使おうとするところは腐心しているようだが、自分が勝負に出ようとする動きが少ない。
サイドでやろうと思ったらもっとチャレンジしないと難しいと思う。散らしが多いかんじ。
腰より上のボールが9回中5回も処理を過っていたのが気になった。

なんにせよ、フィジカルをもっと鍛えて、瞬発力、スピード系のトレーニングをつけないとだめかもしれない。

この印象が、万全ではない膝のせいだといいなと思う。

ちなみに、この試合の最後にでてきた25番、なかなかいい。独特のリズムのあるドリブルがいい。
まだ2年らしいが、Wingerっぽい好選手。みる機会があったら注目してほしい。

ちなみに星陵、自己診断では守備のチームということだったが、守備はチームで守るというより、
根性と個人技とカンと度胸で守ってるような感じで、これだと鹿児島実業とか、国見とかきたら
ひとたまりもないだろうと思う。

もう一つついでに今二年の多々良学園ハウバート・ダンもみてきた。各所で将来の日本代表に、と推す声もある。
体はすごい。おしてもつついても倒れない。

だが一歩目が遅い。持ちすぎ。

彼が大成するには適切な指導者のもとで体しぼっていかないとだめかもしれない。現在ではオーバートレーニングだったときの平山にすらはるかに劣る。

チーム内で明らかに浮いていた。マスコミ辞令が当てにならないことを実感した。

しかし、いい素材だと思うし、確実に来年の新人獲得候補にあがってくる選手だと思うので、興味のあるかたはウオッチしておくと良いかもしれない。

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