« January 2005 | Main | March 2005 »

2005.02.24

新しいシーズン

まもなく、今年も三月がやってくる。
Jリーグの開幕だ。たぶん、毎週末どこかのスタジアムをぶらぶらすることになるだろう。

サッカーをはじめたのは、ほんの偶然だった。

まだ中高生の頃。まじめな体育会系部員だった僕は、地元の野球のリーグでそれなりのプレーを行っていた。将来、冗談ではなく野球をずっと続けていくことを考えていた。

ところが、交通事故で長期入院を余儀なくされた。戻ってきたときには明らかに体が動かない。左利きの僕は、左肩を痛めてしまっていた。ピッチャーの僕には致命的だった。

勉強も長期の入院で相当遅れていたため、親は勉強を優先することを望んでいた。プレーに自信のなかった自分は、それを受け入れてしまった。部活は退部した。

しかし、内心では捲土重来を期して、体をとにかく鍛えていた。毎夜、市川から流山まで20kmを走った。朝と昼休みはジムに通って体を鍛えた。(今思うと筋肉のつけすぎで身長が伸びなかったのだ)

高校三年の秋、僕は様々な野球チーム(ノンプロからプロまで)のテストを受けまくった。結果は惨敗。やっぱり大会などでの実績がないことは痛かった。

大学に入って、準体育会と呼ばれる、大学から予算の出るサークルで野球を続けた。就職してからも、野球部に入った。球は右で投げた。ガンガン投げまくった。しかし、仕事は忙しく、また副業(水商売)を持っていた僕は、身体の手入れが十分じゃなかった。ほどなく右肩も壊してしまった。

もう、野球は続けられない。この世が終わってしまった気分だった。

そんな俺を見かねて、友人がサッカーに誘ってくれた。その友人は、広島でサッカーをやっていた男で、ハンス・オフトの教えを受けた男である。高校時代は元日本代表、高木琢也と県大会の得点王を争った男だ。彼も膝をやってしまい、プロを諦めた一人だ。

彼の指導でサッカーをやるようになった。最初は、野球をできない寂しさを埋めるためのものだった。

すぐに違いに気がついた。サッカーは常に、選択を迫られる。
野球はシンプルだ。来た球をひっぱたく、来た球を裁く。ミットにめがけて球を投げ込む。これだけ。
サッカーでは、あるプレーを選択したときに、次のイメージがないとできない。そのプレーの選択肢を作ることが必要で、結果的にその選択を実行できる技術と体力が必要だ。選択肢は正しいかどうかは、相手のあることなんで、正しいとは限らない。プレーのいっこいっこが深い。

それに痺れた。

僕は生きる上でいろんな選択をしてきた。その選択は、決して正解だったとは言い切れない。でもその日々の選択に痺れている。サッカーも、プレーの一つ一つに選択がある。僕にとってはサッカーは一つの人生かもしれない。

今は、サッカーなしの生活なんて考えられない。
今年も、サッカーを見ていこう。

| | Comments (0) | TrackBack (4)

« January 2005 | Main | March 2005 »