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2005.04.24

柏の暴動について

関東で、数年もの間、グランパスは勝てませんでした。

去年のレッズ戦をきっかけに、今までの借りを返そうとするがごとく、ラッキーもあり、勝ち続けています。

ここのところ、試合が終わった後、選手と喜び合うのが恒例の儀式のようになってました。選手がやってくるまで待つことが必要。
それまで、好き勝手コールしたりなんだりしてたわけです。

そこに柏サポが乗り込んできて、名古屋サポに暴力をふるったそうです。太鼓を壊されたもの、旗を折られたもの、鼻骨を折られて血まみれで倒れるもの、泣き叫ぶ子供にどなりつける柏サポーター、一人は意識不明の重体になるまでたこ殴りにされたそうです。その彼は担架で運ばれたそうですが、泡を吹いていたそうで、脳などに重大な影響がある可能性もあります。

そんなことがあっていいんでしょうか。しかも、柏サポーターの多くは、名古屋が変なコールやAFLACのCMをもじった替え歌などを歌ったりするからいけないのだ、と言います。名古屋サポの責任だ、と。

http://www.doblog.com/weblog/myblog/38341

以下引用

試合後名古屋サポーターが騒いでました。
まぁどこも勝った後には騒ぐ。しかもアウェイだから嬉しいのもわかる。
でもはっきり言って騒ぎ過ぎでした・・・

それでこっちのゴール裏から罵声等が出始めて
ちょっと大きなブーイングになりました。
今回乱闘にまでなった原因は
この柏側からのブーイングに名古屋のサポ(ウルトラ)が
ブーイングやら罵声やらで煽り返したことです。

スタジアムでの暴力を認めるつもりは無いけど
やられても自業自得の行動だったと思います。
しかも殴り込みにこられると旗やら横断幕やらを
放棄してさっさと逃げちゃうし・・・
何を考えて煽り返したのかさっぱりわかりません。

このブログを見た他サポの人は
ホームで試合が終わってから相手サポが騒ぎ続けた時のこと
さらにこっちに煽り返してきた時のこと
自分がアウェイに行った時のことをイメージしてください。
どっちに非が大きいかわかると思います。

もちろん殴りこみに行った人間とクラブになんらかの制裁があるとは思います。
でも相手にも非があることをJ側にはしっかり伝えてもらいたい。
そうじゃないと貧乏くじですよ。

俺の知っている限りでは
こんな殴りこみは95年のガンバ戦以来かと・・・
いろいろ言われるけど、ゴール裏の人たちは多少のことなら抑えてますよ。
今までこんな集団で乗り込むようなことしなかったし、
今日も行った人を止めようって人もいた。向こうまで止めに行った人もいる。

あんな下らん連中のために本当に一生懸命やってる人たちが
試合観れなくなったりしたら悲しすぎますよ。
俺個人として殴り込みに行った人を非難するつもりは全くないです。

むしろアウェイで騒いで煽ったあげくにボコられて
被害者面するなら名古屋のサポ(ウルトラ)を非難したいくらい。
何考えてるのかさっぱりわからん。一般の名古屋サポにも迷惑かけてるし。


とりあえず、まとめ
・負けたことが原因じゃないってこと
・名古屋のサポーターが煽り返したのが一番の原因ってこと
・どんな理由だろうとうちには制裁が科せられる可能性が高いってこと

私もコアサポというわけではないですが、年間Jリーグの試合を名古屋中心にJ2まで50試合以上見ている人間です。スタジアムの空気というのはわかりますし、報道されていない小競り合いが沢山あるのも知っています。応援する立場なればチームに入れ込むのはわかります。僕も声が出なくなるまで声枯らして応援したり、場合によってはブーイングしたりします。ブーイングされることもあるし、昨日の名古屋よりも遙かにひどい野次なんていくらでもくらった経験あります。

浦和でも出島に閉じこめられたことあるし、国立で浦和サポの突撃をくらったこともあります。しかし、(国立の時はけが人がでたけど)、そういうことが当然とはやっぱり思えない。替え歌やら、野次で暴力を振るっていたら、ほとんどどこののサポーターは大変な目にあうのではないでしょうか。。

どうにも柏サポーターの被害者意識が今ひとつ理解できない。

>むしろアウェイで騒いで煽ったあげくにボコられて
>被害者面するなら名古屋のサポ(ウルトラ)を非難したいくらい。
>何考えてるのかさっぱりわからん。一般の名古屋サポにも迷惑かけてるし。

私はむしろ騒ぐ=ぼこられる覚悟というふうに結びつける考え方がわかりません。

どんなことになったとしても、暴力を持ち込んで正当化するのはおかしいです。しかも、アウエー席は完全に隔離されていたんだから、その警備を乗り越えて、というのはおかしすぎます。
このblog作者は乱闘といいますが、襲撃といったほうが正しいかと思います。

例にあがった、子供とかがもうJリーグをみない、ということになってしまったらそういう損失は計り知れないし、子供をスタジアムに連れて行けない、ってことになるかもしれない。
もっと大局的な目で行動できないものでしょうか。

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2005.04.17

川崎フロンターレ-名古屋グランパスエイト

春うらら、とはこのような天気のことか、と思わせるような日。

今日はフットサル帰りで、3時間の球蹴りのあとだけに仲間はみんな帰っている。そのため、単独行動。

グランパスは古賀の出場停止に伴い、布陣を3-5-2にかえてくる。
GK楢崎、DFは左から増川、秋田、角田、SMFは左が中谷、右が山口慶、DHはクライトンと安、トップ下に本田、2トップに中村とマルケスを並べる。

川崎は相変わらず大きめのDFを並べて前の外国籍選手と中村憲剛のがんばりでなんとかしようという布陣。ジュニーニョがいないことがどうでるか、が興味の対象だった。川崎は、マルクスをトップにあげるという選択肢もあったが、ここではC契約の新鋭フォワード、フッキをいれることを選択した。

試合は序盤、グランパスがポゼッションする。だいたい、前半でも55%くらいの支配率はあったかと思う。しかし、中盤のいいところで川崎にカットされ、ショートカウンターで危ないシーンを作る。が、ラッキーなことに思ったほどフッキの決定力もなく、また我那覇らに対してもよく、DFが効いていた。

前節「目の前の敵を倒すだけ」と、競技の種類を間違えたようなコメントを出していた秋田も老練なカバーリングで要所を押さえていたし、実際、わざとアタリにきたアウグストを跳ね返して有言実行ぶりを見せつけていた。が、特筆すべきなのは増川だろう。前節のFC東京戦で今野の突破を止めきれずにPKを献上したところを観て、まだ怖い部分もあるな、と思っていたが今日は安定していたし、何よりも巨体に似合わぬ俊足が何度もピンチをしのいだ。楢崎は今日はまったく危なげなく、好調を持続しているのがわかる。アンヨンハッはほとんどシングルボランチの状態のなかで、素晴らしいカバーと、前線へのDF陣は総体的によく集中しており、FC東京戦と同じくよく守っていた。

が、ほめられるのはここまでで、中谷は、自分がみた中谷の試合でもダントツで悪い出来。あがるタイミングも悪く、パスも相手に渡してしまうものが多く、何度も背後にいる増川を慌てさせるシーンを演出する。中谷はアンヨンハッと、クライトン、増川、秋田に御礼せねばならないだろう。

本田は、お気に入りの選手だからこそ苦言を呈するが、今ひとつフィジカルが足りない。3-5-2のトップ下だと、FWを追い越す動きなどが有効だし、好調なときの中村直志はそういうプレーが持ち味だと思う。しかし、本田の場合はどうしても引き気味のところからボールを受けた後、はたいていくチョイスが多く、怖さを感じない。逆に後半になって自分が走り込むシーンだとスピードが足りないし、当たられたときに(川崎のデカイDFだからという理由はあると思うが)簡単に吹っ飛ばされるシーンが目立つ。まだ若いので身体のつくりをどういう方針で作るかによると思うが、本田のセンスにネドヴェドのような運動量と瞬間のスピードなどがあればなあ・・・と夢想してしまう。

山口慶は、ディフェンスの面では対面のサイドを良く押さえていたが、少しセーフティに過ぎる気がした。セーフティに押さえることができるからこそ起用されているのかもしれないが、アイデアが欲しい。山口慶のところでボールが詰まることがあった。いろいろ出来る人材だと思うのでもう一皮むけて欲しい。

ゲームは前半終わりごろに中村直志の素晴らしいFKで得点。
後半に入ると、川崎Fは怪我の再発の寺田に変えて佐原が出てくる。佐原は比較的前に強いディフェンダーのようだった。かなり中盤のまずいところでカットされていた中谷を心持ち下げ目にして、変則4バックのような形にして少し安定をする。すると川崎も攻め手が少なくなり、単発のカウンターのみというかたちに。動きの落ちてきた本田を下げて杉本をいれ、中村を中盤に。杉本は明らかに佐原の裏を狙っているようだった。実際にかなり佐原の裏を取れていた。その後まさにカウンターから杉本の得点。そのあとはけが人が頻発したこともあり、膠着状態に。名古屋は無理をせずにボールをキープするような形。そのまま終了。

この試合で、名古屋は安、中谷とけが人が出た。中谷は軽傷そうだが、安は試合終了後もアイシングをしていた。きちんと歩けない状態。
こうなると、次節は難しいかもしれない。

そうなると次節は、4-4-2で、安のところに誰を入れるか。

普通に考えれば
FW___マルケス__中村
MF本田_クライトン_吉村_山口慶
DF渡邊(中谷)_増川_古賀_角田
かと思われる。

ひとつ冒険をするとすれば、
FW___マルケス__豊田
MF本田_クライトン_吉村(山口慶)_中村

という前線の組み合わせもあるかもしれない。今回も結局前半は攻め手がなかったわけで、検討すべきオプションかと思う。
今回はたまたま2-0だったが、前半のような試合運びでは0-0や、セレッソ戦のような0-1もある。
攻撃力の整備は今後の要検討課題と思う。


吉村、セバスチャン、須藤、あるいは本田をその位置にいれるというオプションもあるかと思う。いずれにせよ、守備をしっかりしていけば得点のチャンスも出てくることだろう。比較的苦手な柏だけに、是非とも勝ち点を積み上げて、順位をキープしたい。

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2005.04.14

柏レイソル-横浜Fマリノス

雨あがりの国立は、黄色かった。
ビニールの黄色いビブスが配られ、タオルマフラーがわりの帯が配られた。

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-050413-0009.html

ここでも語られているように、日立グループ社員に向かって最大4万人の動員がかけられたらしい。
試合の始まる前には、イベントのようなスモークがたかれたり、飛行船からのカメラによる中継が行われるなどした。

わたしは日立社員ではないし、昨日観戦した最大の理由は、敬愛する坂田大輔の復帰を祝う気持ちからだったので、マリノスサイドに陣取った。

・・・・ところが。周りは黄色いのである。まあ、それはしょうがない。それは席を買う人の自由だ。

ところが、太陽工務店の面々がやってきてトラメガでずっと応援を煽っているのである。自分の目の前。
ここ、マリノスサイドじゃなかったっけ・・・・。結局試合がはじまるまでそのオトコはトラメガでさわいでいた。1mもない距離に居る僕らに一度も目を合わすことなく。

応援を綺麗に取りたかったら、集中させるべき。方針が間違っていると思われる。

試合は、マリノスが常にリードする展開。特に左右のウイングの田中とドゥトラが素晴らしい。また、安貞桓が素晴らしく、また大島の献身的な運動量も目を見張った。

逆に中盤の選手はとても疲れが目立った。奥の動きは生彩がなく、また那須も一歩遅れていることが多い。そのため危険な位置でのFKが多い。
マリノスの誇るディフェンスラインは、単発の突破は許すものの、ミスは少なかった。

恐ろしいほどの運動量を見せていた大島は75分にout。そこで坂田大輔が入る。
怪我で長らく外れていたが、そうとは思えない感覚がある。相変わらず、瞬間の速さが素晴らしい。10mのダッシュなら、日本でもトップクラスだろうと思う。そしてポジショニングの良さ。

運なくゴールにはならなかったが、明らかに坂田が入ってから試合は活性化された。

逆にレイソルは、攻め手にアイデアがない。単発の突破はそれぞれ素晴らしかったりする。ディフェンスラインのがんばりだけで支える姿は日本代表と重なるものがある。玉田にしろ、チェ・ソングにしても足下で受けてからの突破しかないように見える。スペースに走り込まれるほうがよっぽど怖いのに、フリーランが足りない。

後半、リカルジーニョが入ってからは中盤でボールが収まるようになり、スペースの利用効率が上がる。結局今の問題はプレーメーカーとしてのリカルジーニョがいないことに尽きるのだろう。

試合は前半、田中の突破からgrounderのクロスを受けた安貞桓が豪快に決めたシュートによる1-0のみ。
南雄太の素晴らしいセーブがなければ、3-0,4-0もあった展開と思われる。

点こそはいらなかったが、気持ちの良いサッカーを見せてもらって、満足をした。

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2005.04.01

王の帰還

王の帰還

かつて、日本がはじめてワールドカップ出場を決めた夜、わずか20歳だった中田英寿を指して、人々は「日本代表に、新しい”王”が生まれた」と讃えた。ジョホールバルの中田英寿は、輝いていた。

それから8年の月日が流れた。

2004年3月のドイツワールドカップ一次予選対シンガポール戦を最後に、中田英寿の姿は日本代表から消えた。
その原因はグロインペイン症候群(もっと端的に言えば股関節の不整合における脱腸のようなものである)。この痛みは同じく日本代表である中山雅史がまだJリーグ加入前のヤマハ発動機時代に悩まされ、完治までに2年近くを要したこともある。
この病を押してボローニャでの出場、日本代表での出場を続けた中田の身体はより深く蝕まれていった。

セリエA新シーズン、フィオレンティーナに移った中田英寿は病からの復活ができず、試合への出場機会はほとんど持つことができなかった。
1年近くもコンスタントに試合に出ていない、出ても怪我を押しての中途半端なプレーのみ。

ほとんどの人は、中田英寿は終わった、と思った。

一方で、ジーコジャパンはその後アジアカップの優勝、薄氷ながらも一次予選突破など、中田抜きの陣容で進んできた。

僕が球を蹴っているチームでは、良いとは言えないが、結局運動量に難のある僕が入っていてもそれなりに勝ってしまい、もっとフレッシュなはずの選手が入ったときに余り勝てないことがある。チームっていうのは熟成が必要なものだってことなんだろう。約1年もの長きに渡り、中田抜きの布陣で熟成されてしまったチームに中田の居場所はない。

ジーコは、アウェーのイラン戦に、中田英寿を起用した。ジーコが我々素人にとっても謎な選択をすることがあるのだが、そのヒトツには熟成とかそういうことを理解していないのではないか、と疑えることである。ジーコのlogicでは、各ポジションに対する序列があり、その序列通りにセレクションを行う。その序列が守られていれば、まったくはじめての組み合わせでも躊躇無く実行に移す。

今回のイラン戦でも、ぶっつけ本番に近い中田-中村の2OMFを置く布陣が試された。個々の選手の能力には疑いはない。しかし、かみ合わない。はっきりとソレは感じられた。そして、イラン戦は敗れた。

しかし、バーレーン戦、また続けて中田は起用された。日本のファーストプレーは、中田が相手を潰すところから始まった。
ボランチだとか、ポジショニングの話というのは、我々はあずかり知らぬ本人の問題だ。しかし、バーレーン戦の中田は、自ら守備を勇気を強く持って行うことで明らかにチームに凜とした空気を注入していた。

8年前、圧倒的な戦術眼と、高い技術、積極的な姿勢で、中田英寿はチームに君臨した。

しかし、今や技術ならば中村や小野のほうが高く、チームを引っ張るだけであれば宮本もいる。中田自身の体のキレも、全盛期には遠く及ばない。実際、バーレーン戦でも信じられないようなミスを犯す中田の姿も見れた。

しかし、そのマイナスを補って余りある、風格と、経験と、実績と。そして何よりもチームを鼓舞しようとする強い意志、これをチームに注ぎ込んでいた。これは、技術に優れるが、辛辣な中村や、人柄が良く、慕われてしまっている小野にはできないことだ。やはり、王と言える男は、中田英寿しかいない。

王は、帰ってきた。

あとは、王がプレーする空間を、熟成していくだけだ。

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